種子島 開拓団史 / 長谷地区

------ 追憶(私事) --------

トップ  □長谷の風土 □年表  □古い地図  □メッセージ □私事  □掲示板



 酒飲めば 奄美なちかし唄う父 想う故郷は 伊仙町阿山


 戦地から 家族を追って種子島へ そこは父の第二の故郷


 長谷に住む 祖父母叔母らが 流暢に話す言葉は関西弁
 

 長谷の野の 月の明かりで鍬ふるう その傍らに焼酎置きつつ


 長谷有尾 燕麦畑に露満ちて 牛に手塩の叔父は亡き人


 二十余年 開拓終えて上阪せり 港の陰に祖父母相泣く


 木の枝に 祖父がこさえたアンモック ボクらは揺られて見上げた大空


 酒に酔い グダ巻く祖父も ボクらには 笑顔でジョーク飛ばす鉄人 


 末叔母は 三沢あけみのような人 歌手になりたい中学生 


 白黒の テレビ観たくて長谷小へ 叔母と夜道を 火曜日の男


 想い出す オンチの意味が分からずに なりたいと言った 叔母の友達


 未来予想 我は呆けて グミいちご山ももちぎりに川エビすくいぬ
(富田 info@yahhou.net)



トップ  □長谷の風土 □年表  □古い地図  □メッセージ □私事  □掲示板

Copyright(c) 2009 TomitaKikaku All Rights Reserved